運動の制限を指導されたことで
小学生の自分には様々な体験を
することになりました。
今振り返ると母の小学生時代の
恩師を通じて紹介された合気道との
出会いがこんなに生き方に
関わるとは思いませんでした。
八光流合気柔術といって、
武道のマニアで愛読される空手道
という本に登場する武道家の
ほとんど影響を受けたと思われる柔術です。
当時海外の警察からも逮捕術として
習得したいとのオファーもあった
とのことです。
現在も埼玉県大宮市に八光塾本部
として国内外から稽古に通う方が
絶えません。
合気道といっても八光流合気柔術は、
初代宗家である奥山流峰氏の提唱する
「挑まず・逆らわず・傷つけず」
の理念と、護身道として理不尽な
暴力からは柔術で身を守り、自分や
家族の健康は経絡体操や指圧で守る
ことを一貫して伝えています。
TV報道など見ていると物騒な事件が
思っているより身近で起きることが
増えているように感じます。
以前、整骨院内で柔教室を
開催した時は、経絡体操の後に
護身術を練習していました。
その時は護身術といっても技を
実践で使うことはほぼ無いので、
ちょっと変わったストレッチ体操
のような感覚で取り組むことを
推奨していました。
例えば胸や腕を掴まれたときに
効果的にとき解く技をかけられた際には
掴んだ上肢を捻られて抑え込まれる体勢
になります。
すると、かなり上腕部から前腕部に
かけてストレッチされます。
当然強く技をきめると痛みも強く
感じますが、護身術なのでしとめる
必要はありません。
よって申し合わせの練習で技の
決めのところで調節すると効果的な
ストレッチになり、技をかけて
もらうことで体調などが良くなる
ことにつながります。
こうして技といってもストレッチ
体操的な感覚でおこなっていましたが、
物騒な事件などを見聞きするとしっかり
実践的な護身術を稽古する必要があると
感じています。
もちろん護身術を実践しなければならない
状況は可能な限り避けるように心がけも
必要ですが・・
移転以降中止していた柔教室も
要望もあるので再開しようと思い、
近所の公民館などをあたってみたのですが、
名前だけ聞いて柔術なんて激しいことは
開催出来ないと断られてしまいました。
和室でゆっくりとストレッチ体操程度と
伝えても中々言葉のイメージを変える
ことができません。
体育館は、畳を持ち込むなら可能との
ことですが、毎回畳を持参するわけにも
いかないので、保留としています。
移転前に開催していた時と同じように
整骨院の中で少人数で再開するしかない
のかと検討しています。
八光流総家の理念を背景に私なりに
合気とは人と人とのハーモニーと
捉えて普及に努めたいと思います。
2017年12月09日
この記事へのコメント
コメントを書く
コチラをクリックしてください