心理学の中に大脳生理学からみた脳の役割というものがあります。
これは、「マズローの欲求5段階説」にもよく似ています。
ザックリ3つに分けると脳幹・旧皮質・新皮質になります。
脳幹は生き物の身体を維持してくれている大切な部分です。
生命を維持するための最低限必要なことを制御している中心部分にあたります。
魚程度の脳なので、感情のようなものはありません。
いつもと違った場所にもっと美味しいエサがあるか探しに行こうとも思わないでしょう。
今生きていればそれが全てで、変化を好みません。
変わらないことが生命を維持する上で重要なことだからかもしれません。
旧皮質は生き物の動物的欲求を知らせてくれます。
また,その欲求が満たされれば”快”満たされなければ”不快”になります。
ワニやトカゲのような爬虫類程度の脳といったところです。
エサがあれば、それが体によいか悪いかや、美味しかどうかより
まずは食べておくことが快に感じるからです。
私もつい何も考えずにテーブルに置いてあるナッツを掴んで口に入れてから、「あっ!」
「いま、自分の中のワニの脳みそが発動した!」って思うことがたまにあります。
ダイエットの敵となるかもしれません。
新皮質は私たちの“人間らしさ”の部分です。
より良く在りたい。チャレンジしたい。など、どちらかといえば変化を好みます。
空を飛びたい!宇宙へ行ってみたい!など生命維持の観点からは、危険です。
そこが人として他の生物と違った脳の働きともいえます。
旧皮質が満足していると、脳幹から自律神経もうまく働いてくれますし、
新皮質との連携プレーもスムーズに行なわれます。
「お腹が空いた時に頭が働かない」ということがあります。
同時に気力もバイタリティーも低下していきます。
お腹が一杯になって充たされると、やる気がわいてきたり、身体か調子よく動いてくれます。
しかしながら、旧皮質と新皮質で少し行き違いが生じることもあります。
2016年09月09日
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