2024年11月14日
私を支えたアロエベラジュース:白血病治療中に実感した粘膜保護と健康維持
### 1. はじめに
こんにちは。前回のブログに続き、急性骨髄性白血病で闘病生活の体験をシェアする意図でかいております。誤解を招く表現などございましたらご連絡ください。
胃腸炎と軽度の熱中症のような症状が3日続き、医療機関を受診した結果、急性骨髄性白血病と診断されました。その後、治療に向けた入院生活が始まり、抗がん剤治療の副作用とも戦う日々が続きました。体調を崩すなかで、胃腸や口内の粘膜が特に弱り、食べ物を口にするのも困難に。そんな状況で唯一口にできたのが「アロエベラジュース」でした。このジュースが、私の闘病生活をどれだけ支えてくれたか、そしてその健康効果についてお伝えしたいと思います。
### 2. 急性骨髄性白血病と治療中の困難
急性骨髄性白血病と診断された後、抗がん剤治療が開始されました。治療中は免疫力が大きく低下するため、普段なら無害な常在菌や空気中のカビでさえも感染リスクとなります。さらに、化学療法の副作用として、口内炎や下痢、食欲不振などが頻発し、口から食事を取ることが難しくなることも多々ありました。
**抗がん剤治療の影響**は想像以上に厳しいものでした。抗がん剤だけでなく、抗生剤や抗カビ剤など化学療法では多量の薬が用いられます。その副作用で特に粘膜が弱まり、口内や胃腸の粘膜が荒れやすくなるため、口内炎がひどく、胃腸も敏感になってしまいました。そうしたなか医師からも、「食道や胃腸を使わないと、カビなどのリスクが増すので少しでも口からいれて」と言われ、経口で何か摂取できるものを探していました。そのとき差し入れてもらったのがアロエベラジュースです。
### 3. アロエベラジュースが支えてくれた理由
では、なぜアロエベラジュースが私の体を支えてくれたのでしょうか。その主成分であるアロエベラの成分が持つ特徴についてご紹介します。
#### アロエベラの成分とその効果
- **ムチン**:アロエベラには「ムチン」と言う粘膜保護成分、いわゆるねばねば成分が含まれています。化学療法中の検診で、歯科医の先生から「ムチンが口内や腸の粘膜を守る役割を果たしてくれたかもしれない」と言われました。実際に口内炎が悪化せず、粘膜の保護に役立ったと感じています。抗がん剤で弱っていた粘膜がムチンの働きによって守られた可能性があり、そのおかげで、少しずつ食事が摂れるようになったのです。
- **抗炎症作用**:アロエベラには自然の抗炎症作用があるのではないかと文献などに記されています。粘膜が荒れやすい治療中でも炎症を抑えるはたらきが期待できました。私が飲んだアロエベラジュースは苦みもなく飲めて、腸や胃の不快感を和らげるのにも役立ちました。
- **水分補給と消化サポート**:治療中は口が渇きやすく、水分補給がとても大切でしたが、アロエベラジュースは口当たりも優しく、胃腸に負担が少ないため、とても摂取しやすいものでした。体に優しい自然な水分補給源として、毎日下痢症状が続くトイレの後や発熱で体が火照ったときなど少量ずつ摂取していました。
### 4. 実際の効果と感じたこと
アロエベラジュースは、私にとって「飲める唯一の健康サポート食品」とも言える存在でした。
#### 食事のサポート
治療中は下痢が続き、食欲もなかなか湧きませんでしたが、アロエベラジュースは少ない量でも栄養補給と水分補給を両立できたため、日々の体力維持に大きく貢献しました。体調が悪く食事が摂れないとき、ほんの一口でも飲めるものがあると気持ち的にも少し楽になるものです。
#### 口内炎と粘膜の回復
また、ムチンの働きか、口内炎が悪化せずに過ごせたことは本当にありがたく感じました。食事がしづらい状況の中、少しずつ摂取することで口内や腸の粘膜が守られていると感じることができ、医師や看護師の手厚いサポートや心あたたまる配慮もあり、安心して治療を続けることができました。
### 5. 医療従事者の意見とアロエベラジュースの取り入れ方
抗がん剤治療中の私がアロエベラジュースを摂取していたことについて、医療従事者からも「粘膜保護の効果があるかもしれない」と言われました。ただし、特に病気や治療中の方は、医師に相談の上で適切な量を摂取すること、品質管理が重要です。
#### 注意点(私の場合)
- **量の調整**:過剰摂取は避け、少量ずつ摂取することですが、紙パックから飲み切れる量をコップに移し、なおかつ24時間以内に紙パック内に残さないよう飲み切るようにした。(安息香酸などの保存料が入っていないタイプなので)
- **医師に相談**:アロエベラは安全性が高い食品ですが、治療中の方には個別の体調を考慮して、医師と相談の上で取り入れることをおすすめします。
### 6. まとめ:アロエベラジュースを通じて学んだこと
今回の闘病生活を通じて、健康維持や食生活の重要性を改めて感じました。アロエベラジュースは、私にとって単なる健康飲料以上の存在でした。抗がん剤治療という過酷な状況の中、アロエベラジュースが体を支え、粘膜を保護してくれる存在であったことに感謝しています。治療中に悩む方がいらっしゃいましたら、医師と相談の上でアロエベラジュースを試してみるのも一つの選択肢かもしれません。健康維持に役立つ一つの手段として、アロエベラの力が皆様のお役に立てればと願っています。
追記### 7. アロエベラの成分とその働き
アロエベラには粘膜保護だけでなく、さまざまな健康促進成分が含まれており、日常の健康維持にも役立つとされています。以下では、代表的な成分とその効果についてさらに詳しく解説します。
#### 主な成分と期待される効能
- **ムチン**:ムチンはアロエベラの主成分の一つで、粘膜保護作用があり、消化器系の粘膜を強化する働きがあるとされています。粘膜のバリアを保つことで、外部からの刺激や細菌感染に対する抵抗力が高まり、口内炎や胃腸の荒れを防ぐことが期待できるようです。 化粧品にもひろく使用されているようですので、美容効果も期待できそうです。
- **アロイン**:アロエの皮には「アロイン」という成分が含まれており、自然の緩下作用(腸を整える作用)があります。少量のアロエジュースは腸内環境の改善にも期待があり、便秘気味の方にも適していると思われます。ただし、過剰摂取は下痢の原因になることもあるため、治療中の方は注意が必要です。
- **アロエエモジン**:アロエエモジンには免疫調整作用があると考えられています。抗がん剤で免疫が低下しやすい治療中には、免疫機能をサポートする役割が期待される成分です。また、体内の炎症を和らげる期待もあるとされ、粘膜や皮膚の健康維持にも役立ちます。
- **ビタミンとミネラル**:アロエベラにはビタミンA、C、E、B群などのビタミン類や、カルシウム、マグネシウム、亜鉛などのミネラルも含まれています。これらは細胞の修復や成長を助け、抗酸化作用も持っているため、体内のダメージから守る働きが期待されます。
### 8. アロエベラジュースの取り入れ方
アロエベラジュースはそのまま飲むことができます。健康維持を目的として日常的に取り入れる工夫もおすすめです。以下は、治療中でも負担が少ないアロエベラジュースの取り入れ方のアイデアです。
#### 日常的な取り入れ方
- **1日50mlを朝晩の食事と共にスタート**
アロエベラジュースはまず少量から始め、体に負担がないか様子を見ながら量を増やしていくと安心です。
- **水やお茶で薄める**
そのまま飲むのが難しい場合は、水やハーブティーで2〜3倍に薄めることで摂取しやすくなります。
抹茶やココアもおすすめです。
- **スムージーに加える**
アロエベラジュースをフルーツスムージーに混ぜることで、自然に摂取することができます。栄養価の高いフルーツ(バナナ、ベリー類)や葉野菜(ほうれん草、ケール)と組み合わせれば、栄養バランスもよくなり、朝食としてもおすすめです。
- **はちみつやレモンで味を調整**
アロエベラジュースに少しはちみつを加えたり、レモン果汁を加えると風味がよくなり、飲みやすくなります。
2024年11月11日
白血病を乗り越えて再び健康へ:30年の経験とともに、今伝えたいこと
1. はじめに
私は地域の皆様の健康を支えるため、整骨院を開業して30年間施術と経営を行ってきました。これまで「健康管理士」としての資格を活かし、八光流合気柔術の師範としても、地域の皆様の健康を増進させるべく尽力してきました。
そんな私が、2024年7月末、胃腸炎や熱中症のような症状が3日間続いたため、病院を受診しました。その時点では軽い症状だと思っていましたが、診断の結果は驚くべきものでした。「急性骨髄性白血病」――この診断を受けたときの衝撃は、今でも忘れられません。
2. 白血病発症と診断時の心境
診断結果を聞いたとき、まさか自分が血液の病に侵されているなんて、と信じられない気持ちでした。それまで大きな病気もなく、健康診断でも常に異常はありませんでした。日々の健康管理には特に気を使い、長年にわたり体を整えてきたこともあって、「自分は大丈夫だろう」という思いがどこかにあったのです。
しかし、病気は誰にでも起こり得るものだと改めて痛感しました。私にとっては大切な家族や支えてくれる仲間たちの存在が支えとなり、前向きに治療に取り組む決意を固めることができました。この経験は、私が考えていた「健康観」に大きな影響を与えるものでした。
3. 現在の治療状況と心身の状態
今は入院中で、移植の準備が進んでいます。ありがたいことに抗がん剤の副作用もほとんどなく、体調は安定しています。病気の診断から現在に至るまで、病院の医療スタッフの皆さんが、まるで家族のように支えてくれています。そのおかげで、治療に対して前向きな気持ちを持ち続けることができています。
入院生活は、これまでの日常とは大きく異なりますが、心を穏やかに保ちつつ、日々の健康への意識を高める機会となっています。治療の合間には、これまで身につけた健康知識や柔術の理論なども振り返りながら実践し、自分の体の声に耳を傾けるようにしています。
4. 病気を通じて感じた「健康」の本質
白血病と診断された今、改めて感じるのは「健康」の本質的な意味です。これまでは、健康は主に身体的なものとしてとらえ、運動や食事、生活習慣を整えることを重視してきました。しかし、病気と向き合っている今、健康は単なる身体の状態だけでなく、「心の健康」や「支え合いの絆」も重要な要素であると実感しています。
また、白血病という病気を知ることで、「生きること」そのものがどれだけ貴重であり、感謝であり日々の健康の積み重ねがどれだけ重要かを痛感しました。病気を抱えているからこそ見えてくる「本当の健康」とは、体も心も調和し、周りの方々と支え合いながら過ごすことではないでしょうか。
5. 今後の目標とメッセージ
私の目標は、白血病を克服し、再び整骨院に戻り、地域の皆様に元気で健康な生活を届けることです。病気を経験したことで得られた知識や学びを、地域の皆様にもお伝えしたいと考えています。皆さんも、「自分だけは大丈夫」という気持ちがどこかにあるかもしれませんが、定期的な健康診断や日々の生活習慣の見直しを、どうか忘れずに行ってください。
病気や健康不安に悩んでいる方々へも、少しでもお役に立てるアドバイスをお伝えしたいと思っています。日常の健康管理の意識を高め、身体の不調や違和感に敏感になることで、早期発見や予防が可能になるはずです。私自身も、完治を目指して前進し続けますので、皆さんもどうか共に前を向いていただけたらと思います。
6. 最後に
病気と向き合う中で、改めて家族や医療スタッフ、友人たちの支えがあったからこそ、前向きに治療を続けられています。そして、応援してくださる地域の皆様、ブログを読んでくださる方々に、心からの感謝を申し上げます。
これからも、この経験を通して得た知識と気づきを皆様にお伝えしていきたいと思います。次回の投稿では、健康維持に役立つ情報や、心身のケア方法について具体的にお話しする予定です。皆様からのコメントや質問もお待ちしていますので、どうぞお気軽にご連絡ください。
私は地域の皆様の健康を支えるため、整骨院を開業して30年間施術と経営を行ってきました。これまで「健康管理士」としての資格を活かし、八光流合気柔術の師範としても、地域の皆様の健康を増進させるべく尽力してきました。
そんな私が、2024年7月末、胃腸炎や熱中症のような症状が3日間続いたため、病院を受診しました。その時点では軽い症状だと思っていましたが、診断の結果は驚くべきものでした。「急性骨髄性白血病」――この診断を受けたときの衝撃は、今でも忘れられません。
2. 白血病発症と診断時の心境
診断結果を聞いたとき、まさか自分が血液の病に侵されているなんて、と信じられない気持ちでした。それまで大きな病気もなく、健康診断でも常に異常はありませんでした。日々の健康管理には特に気を使い、長年にわたり体を整えてきたこともあって、「自分は大丈夫だろう」という思いがどこかにあったのです。
しかし、病気は誰にでも起こり得るものだと改めて痛感しました。私にとっては大切な家族や支えてくれる仲間たちの存在が支えとなり、前向きに治療に取り組む決意を固めることができました。この経験は、私が考えていた「健康観」に大きな影響を与えるものでした。
3. 現在の治療状況と心身の状態
今は入院中で、移植の準備が進んでいます。ありがたいことに抗がん剤の副作用もほとんどなく、体調は安定しています。病気の診断から現在に至るまで、病院の医療スタッフの皆さんが、まるで家族のように支えてくれています。そのおかげで、治療に対して前向きな気持ちを持ち続けることができています。
入院生活は、これまでの日常とは大きく異なりますが、心を穏やかに保ちつつ、日々の健康への意識を高める機会となっています。治療の合間には、これまで身につけた健康知識や柔術の理論なども振り返りながら実践し、自分の体の声に耳を傾けるようにしています。
4. 病気を通じて感じた「健康」の本質
白血病と診断された今、改めて感じるのは「健康」の本質的な意味です。これまでは、健康は主に身体的なものとしてとらえ、運動や食事、生活習慣を整えることを重視してきました。しかし、病気と向き合っている今、健康は単なる身体の状態だけでなく、「心の健康」や「支え合いの絆」も重要な要素であると実感しています。
また、白血病という病気を知ることで、「生きること」そのものがどれだけ貴重であり、感謝であり日々の健康の積み重ねがどれだけ重要かを痛感しました。病気を抱えているからこそ見えてくる「本当の健康」とは、体も心も調和し、周りの方々と支え合いながら過ごすことではないでしょうか。
5. 今後の目標とメッセージ
私の目標は、白血病を克服し、再び整骨院に戻り、地域の皆様に元気で健康な生活を届けることです。病気を経験したことで得られた知識や学びを、地域の皆様にもお伝えしたいと考えています。皆さんも、「自分だけは大丈夫」という気持ちがどこかにあるかもしれませんが、定期的な健康診断や日々の生活習慣の見直しを、どうか忘れずに行ってください。
病気や健康不安に悩んでいる方々へも、少しでもお役に立てるアドバイスをお伝えしたいと思っています。日常の健康管理の意識を高め、身体の不調や違和感に敏感になることで、早期発見や予防が可能になるはずです。私自身も、完治を目指して前進し続けますので、皆さんもどうか共に前を向いていただけたらと思います。
6. 最後に
病気と向き合う中で、改めて家族や医療スタッフ、友人たちの支えがあったからこそ、前向きに治療を続けられています。そして、応援してくださる地域の皆様、ブログを読んでくださる方々に、心からの感謝を申し上げます。
これからも、この経験を通して得た知識と気づきを皆様にお伝えしていきたいと思います。次回の投稿では、健康維持に役立つ情報や、心身のケア方法について具体的にお話しする予定です。皆様からのコメントや質問もお待ちしていますので、どうぞお気軽にご連絡ください。